藤灯り【フジアカリ】(草花類)
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登録番号 | 第4206号 |
登録年月日 | 1994年 12月 26日 | |
農林水産植物の種類 | りんどう | |
登録品種の名称及びその読み | 藤灯り よみ:フジアカリ |
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品種登録の有効期限 | 15 年 | |
育成者権の消滅日 | 2004年 12月 28日 | |
品種登録者の名称 | 早藤忠幸 | |
品種登録者の住所 | 新潟県白根市大字臼井1203番地 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 早藤忠幸 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「藤乙女」の変異個体から,育成されたものであり,花は明青味紫色で鉢物用の晩生種である。 植物体の形状は中間型,草丈は10cm未満である。茎の直径は1.0 ~1.4 mm,横断面の形状は円形,茎上部及び下部の色は淡緑,上部の着色程度は少,下部は無,1節側枝発生数は1 ~4 ,位置は上部のみである。葉長は1.0 ~1.9cm ,幅は0.5 ~0.9cm ,葉身の形状は広披針形,葉の表面の色は緑,裏面は淡緑,着色程度は少である。花房のつき方は茎頂に単生,開花の順序は頂部より,頂部の着花数は1 ~4 ,茎当たりの総花数は5 ~9 である。花冠の形状は漏斗形,先端の直径は1.5 ~1.9cm ,先端の転回はやや外反転,花冠内面上部の色は明青味紫(JHS カラーチャート8305),内面中部の色は淡青紫(同8002),外面の色は紫白(同8301)に穏緑黄(同2910)の縞が入る。花冠の裂片の形状はⅣ型,がく片の形状は披針形,そろいは斉,がく筒の形状は漏斗状である。育成地(新潟県白根市)における開花期は10月上旬の晩生種である。 「藤乙女」と比較して,1節側枝発生位置が上部のみであること,花冠の形状が漏斗形であること,花冠内面上部の色が明青味紫であること,開花期が晩いこと等で,「晩福寿」と比較して,草丈が低いこと,茎下部の着色程度がないこと,花冠の形状が漏斗形であること,花冠内面上部の色が明青味紫であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,昭和63年に育成者のほ場(新潟県白根市)において「藤乙女」の中から変異個体を発見し,以後,増殖を行いながら特性の調査を継続し,平成3年その特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 なお,出願時の名称は「藤小町」であった。 |
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