丹波白【タンバシロ】(食用作物)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第4534号 |
登録年月日 | 1995年 6月 13日 | |
農林水産植物の種類 | 大豆 | |
登録品種の名称及びその読み | 丹波白 よみ:タンバシロ |
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品種登録の有効期限 | 15 年 | |
育成者権の消滅日 | 2000年 6月 14日 | |
品種登録者の名称 | 兵庫県 | |
品種登録者の住所 | 兵庫県神戸市中央区下山手通5丁目10番1号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 曳野亥三夫 井上浩一郎 小林吉雄 須藤健一 澤田富雄 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「丹波黒」に「タマホマレ」を交配して育成された固定品種であり,育成地(兵庫県朝来郡和田山町)における成熟期は極晩,粒の大小は極大,倒伏抵抗性が強い良品質品種である。 胚軸の色は紫,小葉の形は丸葉,数は3枚葉,花色は紫である。毛茸の多少は多,色は白,主茎長は短,節数は中,分枝数は多である。伸育型は有限,開花期及び成熟期は極晩,生態型は秋大豆型である。熟莢色は褐,裂莢の難易及び最下着莢節位は中,粒の大小は極大,種皮の色及び粒の子葉色は黄,粒形は扁球,光沢は中,臍の色は黄,子実の粗蛋白含有率は中,粗脂肪含有率は低である。ウィルス病抵抗性はやや弱,倒伏抵抗性は強,子実収量は中,品質は上である。 「丹波黒」と比較して,毛茸の色が白であること,主茎長が短いこと,種皮の色が黄であること,倒伏抵抗性が強いこと等で,「タマホマレ」と比較して,分枝数が多いこと,開花期及び成熟期が晩いこと,粒の大小が大きいこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,兵庫県農業総合センター農業試験場但馬分場(朝来郡和田山町)において,昭和56年に「丹波黒」に「タマホマレ」を交配し,初期世代は集団選抜,62年に雑種第6代で個体選抜を行い,以後,系統育種法により選抜,育成された固定品種であり,63年から系統選抜試験,生産力検定試験,平成2年以降「大豆兵系1号」の系統名で加工適性調査等の試験を行い,その特性が安定したことを確認して育成を完了したものである。4年は雑種第11代である。 |
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