丹沢しだれ【タンザワシダレ】(林木)
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登録番号 | 第5183号 |
登録年月日 | 1996年 8月 22日 | |
農林水産植物の種類 | ひのき | |
登録品種の名称及びその読み | 丹沢しだれ よみ:タンザワシダレ |
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品種登録の有効期限 | 18 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 神奈川県 | |
品種登録者の住所 | 神奈川県横浜市中区日本大通1 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 星山豊房 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,神奈川県下の民有林で耐雪ひのきの精英樹候補木として発見されたものであり,樹形は単幹状で枝が下垂する,耐雪性の強い用材向きの品種である。 樹形は単幹状かつ枝垂状,樹冠形は円錐・円柱形かつ枝垂形,樹幹の通直性は幹曲り,完満性は完満,真円性は正円である。樹皮の色は暗赤褐,厚さは薄,き裂紋様は樋肌(檜肌)である。枝の太さは細,長さは短,岐出角は大,枝付き密度は疎,旋回性はやや小,自然落枝性は中である。鱗片葉の夏葉の色は暗緑(JHS カラーチャート3707),冬葉の色は暗緑(同3510),無分岐鱗片葉の側葉の長さはやや長,背腹葉の長さは中,分岐鱗片葉の側葉及び背腹葉の長さは中,枝軸鱗片葉の側葉の長さは短,背腹葉の長さはかなり短である。球果の形は円盤形,大きさは中,色は黄褐である。耐雪性は強である。 「ナンゴウヒ」と比較して,枝の岐出角が大きいこと,枝着き密度が疎であること,耐雪性が強いこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,昭和55年に神奈川県愛甲郡清川村町の民有林で,耐雪ひのきの精英樹候補木として発見され,その後神奈川県林業試験場(現神奈川県森林研究所(神奈川県厚木市))において増殖し,その特性が安定していることを確認して平成4年に育成を完了したものである。 |
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