Google ツールバー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/09 07:06 UTC 版)
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開発元 | |
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初版 | 2000年12月11日[1] |
最終版 |
7.5.8231.2252(Internet Explorer) / 2016年11月21日(Internet Explorer)
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対応OS | Microsoft Windows |
種別 | ツールバー |
ライセンス | フリーウェア |
公式サイト | toolbar |
Google ツールバー(グーグル ツールバー)は、かつてGoogleが提供していたInternet Explorer向けの検索用ツールバー。Mozilla Firefox向けにはアドオン(拡張機能)が提供されていた。
Googleの各種サービスをツールバーから直接利用できたほか、ポップアップブロック等の機能も搭載していた。
歴史
2000年12月11日、Internet Explorer 5(Windows)向けにリリースされた[2]。
2005年7月7日にはMozilla Firefox向けにアドオン(拡張機能)がリリースされたが[3]、2011年7月19日にGoogleはFirefox 5以降に対応させる予定がないとして提供を終了した[4]。
2021年12月まではInternet Explorer 11(Windows 10まで)でも利用可能だったが、その後Internet Explorer向けのツールバーについても提供を終了した[2](Internet Explorerについても2022年6月16日でサポートが完全に終了しており、Windowsの標準ウェブブラウザもMicrosoft Edgeに実質的に移行)。GoogleはヘルプサイトにてGoogle ツールバーがインストールできなくなったとして、代わりにウェブブラウザのGoogle Chromeのインストールを推奨している[5]。
機能
Internet Explorer版
Internet Explorer(Windows版)でのみ使用可能だった。履歴を記憶したりキーワードをハイライトしたりできる検索機能、マウスオーバー辞書、PageRankの参照、ポップアップブロックなどを搭載している。
Mozilla Firefox版
Mozilla Firefox向けのアドオン(拡張機能)。Windows、macOS、Linuxの各OSに対応していた。前述した通り、2011年7月をもって提供終了。主な機能や設定画面の構造はInternet Explorerと同一だったが、Firefoxに最適化された仕様となっているため細部の機能が以下の通り異なっていた。
- ポップアップブロック機能 - Firefoxそのものがポップアップブロック機能を搭載していたため、この機能は省略されている。
- フィッシング詐欺警告機能 - Firefoxの1.5系列まで利用可能だったが、Firefox 2.0以降はこの機能が搭載されているためオプションは表示されなくなった。
- フィードリーダー機能 - IE版のGoogle ツールバー バージョン4以降にも存在した機能だが、Firefox版ではFirefoxのライブブックマーク等とも連携可能だった。Firefox 2.0に同等の機能が装備されたため、Firefox版Google ツールバーバージョン3以降はFirefox 2.0にインストールするとこの機能が無効化されるようになっていた。
その他
OperaのWidgetにもGoogle Toolbarと呼ばれるものが存在していたが、これはGoogleが公式に提供するものではなく、機能も公式版とは異なるものであった[6]。
脚注
- ^ “Google Launches The Google Toolbar”. Google (2000年12月11日). 2012年8月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年6月12日閲覧。
- ^ a b “Take one last look at Google Toolbar, which is now dead”. Ars Technica (2021年12月13日). 2023年6月12日閲覧。
- ^ “米GoogleがFirefox対応ツールバーをリリース,Windows/Mac OS/Linuxをサポート”. 日経クロステック(xTECH). 日経BP (2005年7月8日). 2022年7月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年6月12日閲覧。
- ^ “Firefox版「Google ツールバー」は「Firefox 5」以降には対応せず、Googleが発表”. 窓の杜. インプレス (2011年7月22日). 2023年2月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年6月12日閲覧。
- ^ “「Google ツールバー」の提供がいつの間にか終わったらしい……R.I.P. - やじうまの杜”. 窓の杜. インプレス (2021年12月15日). 2023年6月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年6月12日閲覧。
- ^ “Google Toolbar for Opera”. FavBrowser.com (2008年2月1日). 2023年6月12日閲覧。
関連項目
Google ツールバー
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「Googleのサービス」の記事における「Google ツールバー」の解説
Google ツールバーは、Internet Explorer 6.0以降で使用可能な検索用ツールバー。Googleの各種サービスをツールバーから直接利用できるほか、ポップアップブロックなどの機能も備えている。 なお、一部のフリーソフトをインストールすると必要がなくとも半強制的にインストールされる場合もあるので注意が必要である(インストーラの初期設定では当該フリーソフトと同時インストールされるので、不要な場合は自分で設定を変更する必要がある)。 ちなみにOperaのWidgetにもGoogle Toolbarと呼ばれるものが存在するが、これはGoogleが公式に提供するものではなく、機能も公式版とは異なるものである。 当初はFirefox用のツールバーも提供されたが、2014年に提供が終了している。 Internet Explorer版 Windows版でのみ使用可能。履歴を記憶したりキーワードをハイライトしたりできる検索機能、マウスオーバー辞書、PageRankの参照、ポップアップブロックなどを搭載している。 Mozilla Firefox版 (サービス終了) Windows、macOS、Linuxの各OSに対応したFirefoxで利用可能。主な機能や設定画面の構造はInternet Explorerと同一だが、Firefoxに最適化された仕様となっているため細部の機能が異なる。 2011年7月、Firefox 5 以降のバージョンには対応しないと発表した。IE版とFirefox版との違い ポップアップブロック機能 - IE版のみの機能。Firefox版ではFirefoxそのものがポップアップブロック機能を有するためこの機能は省略されている。 フィッシング詐欺警告機能 - Firefox版のみの機能。Firefoxの1.5系列までで利用可能だった。Firefox 2.0ではこの機能が搭載されているためオプションは表示されない。 フィードリーダー機能 - IE版のGoogleツールバーバージョン4以降にも存在する機能だが、Firefox版の場合Firefoxのライブブックマークなどとも連携できるようになっている。Firefox 2.0に同等の機能が装備されたため、Firefox版Googleツールバーバージョン3以降はFirefox 2.0にインストールするとこの機能が無効化されるようになっていた。
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