6:死することなく
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/07 03:52 UTC 版)
アンリを苛む魔の精神攻撃を、タイタスは白魔術(ワク‐ウィラジの呪文)で祓う。また例の3人には緊急の電報を打ち、荷物が届いたら「決して封を開けることなく即次の相手に郵送する」よう指示する。そして2人はロンドンを脱出し、アンリが私有する館船でテムズ川に避難する。やつらは水を嫌うため、とりあえずこの船上を作戦基地としよう。タイタスは五芒星と霊液で簡易的な結界を張る。 タイタスは、やつら=クトーニアンに対抗策を積極的に仕掛けていくべきだろうと結論透ける。だが睡眠中に夢でやつらに接触され、敵意をぶつけられる。タイタスは夢の中でワク‐ウィラジの呪文を唱えてみたが、なにせ敵は大群であり、呪文のパワーがまるで足りない。さらに霊液が尽き、居場所がばれる。まだテムズ川の水の防御があると思っていたが甘かったようだ。 2人が昼食のために陸に上がったとき、店主が話しかけてくる。店主は、店に「タイタス・クロウ氏」を呼び出す電話がかかってきたことを告げ、船に住んでいる紳士2人の片方が氏であることを本人確認する。そして電話の相手の名前は「エイマリー・ウェンディー‐スミス」だと言う。その名に、タイタスとアンリは驚愕する。
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