1スート系
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/08 05:34 UTC 版)
金貨(豆といわれる)九度山(くどやま)1~12 各4枚 鬼札 白札 計50枚 和歌山、香川、島根、鳥取。技法「金吾/キンゴ」。十から十二までは絵札。二に特殊札がある。 大二(だいに)1~10 各4枚 鬼札 蔵札(地蔵) 白札 計43枚 おもに九州地方。めくり系技法「九十六/クジュロク」。三と四の札のうち特殊札(背景が赤の札)が一枚ある(画像参照)。三をすべて取ると「三役(さんやく)」、四をすべてとると「四役(しやく)」という点数計算に上乗せできる加点役になる。二の札は四枚全部が特殊札で、一枚が十点(トランプでいう絵札扱い)となっている。 小丸(こまる)1~10 各4枚 鬼札 白札 計42枚 おもに中国地方。技法「ヨシ」。手本引の豆札(まめふだ)にデザインが受け継がれる(手本引の繰り札の一から六)。 目札(めふだ)1~10 各4枚 鬼札 白札 計42枚 おもに四国地方。大二札と似ているが、三の札の並びが「左上から右下」と反対になっている。 棍棒(筋といわれる)入の吉(いりのきち)1~12 各4枚 鬼札 計49枚 和歌山、三重。 細の吉(ほそのきち)1~12 各4枚 鬼札 計49枚 和歌山、三重。 金青山(きんせいざん)1~12 各4枚 鬼札 計49枚 奈良、和歌山、三重、福井、長野。技法「ボーピン(ボーニ)」 株札(かぶふだ)1~10 各4枚 白札 計41枚 近畿地方を中心とした西日本、現在でも唯一実用品として製造販売され続けている地方札。技法はかぶ競技「追丁株(オイチョカブ)」「京カブ」「引きカブ」「五枚株」、ほかに「カチカチ/ジュンジュン/ガンガン」「金吾/キンゴ」など。
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