黎明期~発展期
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2014/06/30 07:34 UTC 版)
「ミュージックワークステーション」の記事における「黎明期~発展期」の解説
シンクラビア フェアライトCMI 音楽制作やライブ演奏を楽器一台で完結できる「音楽制作マシン」のアイデアは、初期の高価なコンピュータ楽器以来 (シンクラビア、フェアライト)、多くの製品が目指してきた。このアイデアをもっともバランスよく実現し初めて大きなヒットを飛ばしたのは、1988年発売のコルグ M1である。シンセサイザーに自動演奏再生・録音機能であるシーケンサーと、音色を加工できるエフェクターを搭載し、ボーカルなど生音以外は一台のシンセサイザー内で完結できるようにした。その結果、シンセサイザーが楽曲制作ツールとなり、キーボーディスト以外のギタリストやベーシストにも多く使用されるようになった。M1のヒットにより、各社が競ってミュージックワークステーションを発表した。90年代以降、物理モデル音源など特殊な音源方式を持ったシンセサイザーや、ライブ仕様に特化したシンセサイザー、DTMやDAW用としてPCと接続して使うことを目的に設計されたシンセサイザー以外は殆どこのタイプのシンセサイザーとなっている。ヤマハのV50、SY99、B200などFM音源を搭載した機種も稀にあるが、大多数のミュージックワークステーションはPCM音源を搭載している。
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