黄地牡丹蓮唐草文緞子胴服
主名称: | 黄地牡丹蓮唐草文緞子胴服 |
指定番号: | 2541 |
枝番: | 00 |
指定年月日: | 1992.06.22(平成4.06.22) |
国宝重文区分: | 重要文化財 |
部門・種別: | 工芸品 |
ト書: | |
員数: | 1領 |
時代区分: | 桃山 |
年代: | |
検索年代: | |
解説文: | 表地は、牡丹と蓮を二重蔓で繋いだ唐草文の緞子、裏地は薄紅練貫平絹【ねりぬきへいけん】の袷【あわせ】仕立ての胴服である。 その形態は、身幅が広いわりには袖幅が狭く、立褄【たてづま】が短いなど一見して桃山時代の小袖類の特色が認められる。細部においても、例えば背割れの丸みを付けるのに、桃山時代の小袖の袂【たもと】の丸みを付ける手法と同じく、裂【きれ】の隅を摘んで糸で括る方法がとられている。 なお、本胴服には衽【おくみ】が付いているが、衽付きの方が古式と見なされている。 上質の緞子裂を用い、形態・仕立てに古様を示す保存良好な数少ない胴服として貴重である。 因みに本胴服は播州(現兵庫県)・小野藩一柳【ひとつやなぎ】家に伝来し、豊臣秀吉(一五三六-九八)から一柳直末(一五五三-九〇)が拝領したと伝えられている。(挿図は三四ページ参照) |
工芸品: | 鶉桜菊文辻ヶ花染小袖 鸚鵡形毯代 鸞天目茶碗 黄地牡丹蓮唐草文緞子胴服 黄地花入菱花鳥文唐綾九条袈裟 黄地菊桐紋付紗綾胴服 黄地蝶梅文様繍狩衣 |
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