麹 (姓)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/11/16 06:31 UTC 版)
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麴 | |
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各種表記 | |
繁体字: | 麴 |
簡体字: | 麹 |
拼音: | Qū |
注音符号: | ㄑㄩ |
ラテン字: | Chu |
広東語発音: | Kuk1 |
上海語発音: | Chioh4 |
台湾語白話字: | Khiok |
麴氏は6世紀はじめから7世紀半ばにかけての高昌国の王であった。
文字
簡体字では、姓の場合を除き、「麴」のかわりに同音の「曲」を使うことになっている。
麯は異体字。
由来
『元和姓纂』によれば、鞠氏の者が後漢に西平(現在の青海省西寧市)に移って姓を麴に改めたという[1]。後漢末から三国時代の西平の豪族として麴義・麴演などの名が史書に見られる。
著名な人物
- 麴義 - 後漢末の武将。西平の人という。
- 麹允 - 西晋末の愍帝の武将。
- 麴嘉 - 500年ごろ、高昌国で馬儒が殺された後に王となった(麴氏高昌)。
- 麹信陵 - 唐の官僚、詩人。白居易の「秦中吟・立碑」に言う「麹令」とは麹信陵をいう。
- 麹祥 - 明初の人。14歳のときに倭寇にさらわれ、日本で働いたという[2]。
なお、酒を擬人化して麹生・麹居士・麹道士などと呼ぶことがあった。
韓国
2015年の韓国の調査によると、麹氏は全国で17人がいる。うち潭陽麹氏は14人がおり、残りの3人の本貫は不明である[3]。
脚注
関連項目
「麹 (姓)」の例文・使い方・用例・文例
- 麹を寝かす
- 麹屋
- 発酵している大豆と大麦か麹から作られた密度の濃い練り物
- 稲麹病という,稲の病気
- 清酒造りに使う麹
- 麹色という色
- 麹黴というかび
- 麹菌というかび
- 麹黴の発酵により生じる有機酸
- 麹漬けという食べ物
- 麹菌が繁殖して胞子が付き,淡黄色になったもの
- 麹味噌という食品
- 麹室という設備
- 麹を作る種として,蒸米などに麹菌を繁殖させたもの
- 練り麹という,麹に塩と煮つめた酒を加えて練り混ぜた食品
- 生干しダイコンを薄塩と麹,みりんなどで漬けた食品
- 麦麹という食品
- 麹を蒸しかもす室
- 上等な麹と白米とからつくった上等の酒
- 味噌をつくるための麹
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