麗水宣言
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万博閉幕日の8月12日には、会場内のエキスポホールで、麗水万博組織委員会とBIEが主催する「麗水宣言フォーラム」が開催され、ロセルタレス・BIE事務局長や、潘基文・国連事務総長、金滉植・国務総理らも出席した。このフォーラムでは、「麗水宣言」が採択された。万博組織委員会は、国連食糧農業機関(FAO)や国連環境計画(UNEP)など国際機関の専門家が加わった委員会を設置し、2010年から会議を重ねて麗水宣言の内容を議論していた。この宣言文の内容は計10項目で構成されている。序文では、麗水万博が掲げたテーマの目的を尊重し、国連の気候変動枠組み条約や生物多様性条約など、海洋と生態系保護に関する協定の遵守、海洋問題の認識、解決に向けた国際的な協力などの点が強調された。本文では、海洋や海底をはじめ、地域海、沿岸、島と関連した課題を先行して取り扱うこと、海洋で発生する海賊や拉致などの違法行為の根絶に向けた努力、海洋資源の管理、津波などの自然災害に速やかに対応できる海洋観測システムの増強などの点を世界各国に要請した。
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