鳥頸類とは? わかりやすく解説

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鳥頸類

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/30 02:08 UTC 版)

鳥頸類
Ornithodira
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 爬虫綱 Reptilia
亜綱 : 双弓亜綱 Diapsida
下綱 : 主竜形下綱 Archosauromorpha
: 主竜区 Archosauria
亜区 : 鳥中足骨亜区 Avemetatarsalia
下区 : 鳥頸下区 Ornithodira
学名
Ornithodira
Gauthier, 1986
和名
鳥頸類[1][2]
下位分類

鳥頸類(ちょうけいるい、学名Ornithodira)は、偽鰐類と並んで主竜類を構成する主要な分岐群[1][2]。分類上は主竜区鳥中足骨亜区鳥頸下区に位置付けられる[3]鳥類に繋がるグループであり、恐竜とそれに近縁な分類群から構成され、恐竜形類翼竜類に大別できる[1][2]。単純な足関節を持つ長い足を持ち、また頸部も細長い。偽鰐類に見られる皮骨板は一般に存在しない[1]

概要

翼竜恐竜(含鳥類)、両者に近縁な動物を含む動物群である。三畳紀から現世まで生存している。

ラゴスクス類はこの動物群の基部に位置し、恐竜の直接の祖先であるか、それに著しく近縁な動物群である。故に学者によっては恐竜に含めるべきだという意見もあるが、同時にラゴスクス類は翼竜の祖先もしくはそれに極めて近縁な動物群であるとも考えられている。そのため、ラゴスクス類を恐竜に含めると翼竜も恐竜の1種となってしまい不都合である。しかしそれまでの定説のようにラゴスクスを槽歯類に含め恐竜、翼竜を槽歯類と同格の分類群に設定するのもこれらの間の類縁関係を正しく表現していないと考えられた。故に現在の主流な学説では鳥頸類という新たなカテゴリーを設け、その中でラゴスクス類を基底に恐竜、翼竜を其々独立した分類群として捉えている。そして翼竜は独自の進化を遂げている事からラゴスクス類と恐竜を纏めて恐竜形類とし、翼竜と並立させる見解が主流である。

鳥頸類はクルロタルシ類(偽鰐類)と並んで主竜類を構成する2大グループの1つである[2]。三畳紀後期に発展し、恐竜、翼竜が出現する。三畳紀末の大量絶滅において、それまで繁栄していたクルロタルシ類の多くが絶滅すると、恐竜は彼等に変わって陸上生態系の上位を独占することになる。続くジュラ紀においては恐竜から鳥類が進化するなど鳥頸類は長期間にわたって大いに繁栄を続けたが、白亜紀末に起きた大量絶滅で大打撃を受け、多くの系統が絶滅した。現生する鳥頸類は鳥類のみである。

分類

出典

  1. ^ a b c d ダレン・ナイシュ、ポール・バレット 著、小林快次、久保田克博、千葉謙太郎、田中康平、吉田三知世 訳『恐竜の教科書 最新研究で読み解く進化の謎』創元社、2019年2月20日、37頁。ISBN 978-4-422-43028-7 
  2. ^ a b c d デイヴィッド・E・ファストヴスキー、デイヴィッド・B・ウェイシャンペル 著、真鍋真、藤原慎一、松本涼子 訳『恐竜学入門 ─かたち・生態・絶滅─』東京化学同人、2015年1月30日、59-60, 310-313頁。 ISBN 978-4-8079-0856-1 
  3. ^ 巌佐庸、倉谷滋、斎藤成也 ほか 編『岩波生物学辞典』(第5版)岩波書店、2013年2月26日、1569頁。 ISBN 9784000803144 



鳥頸類

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/28 22:36 UTC 版)

後期白亜紀」の記事における「鳥頸類」の解説

恐竜類後期白亜紀において、ハドロサウルス類曲竜類、そして角竜類がアジアメリカ(北アメリカ北西部東アジア)で隆盛極めたティラノサウルス類北米大陸肉食恐竜ニッチ独占していた。ティラノサウルス類アジア存在していたが、多く北米のものより小型でより原始的だった堅頭竜類北米アジア両方存在していた。ドロマエオサウルス類同様な地理的分布示しモンゴル北アメリカ両方から知られている。さらにテリジノサウルス類も北アメリカアジア出現したゴンドワナ大陸動物相は全く異なっていた。殆どの捕食者アベリサウルス類カルカロドントサウルス類ティタノサウルス類支配的な植物食動物だった。スピノサウルス類この期間に生存していた。鳥類はますます一般的かつ多様になり、さまざまなエナンティオルニス類真鳥類多様化したヴェガヴィスのような初期新鳥類は、ユンガヴォルクリスやアヴィサウルスのような奇妙な種と共存していた。大部分小型だが、海洋ヘスペロルニス類比較大きく飛べない造りになり、外洋での生活に適応した翼竜類は主にアズダルコ類代表的だが、プテラノドン類タペジャラ類、ニクトサウルス類および分類不確実なもの(ピクシ、ナバホダクティルスなど)の種類存在した歴史的には、鳥類との競合により翼竜類衰退していたと考えられてきたが、小型種翼竜発見された事により、生態学的に明らかに競合しグループはなく、真の系統的衰退起こった事は、これまでのところ特に明らかではない。

※この「鳥頸類」の解説は、「後期白亜紀」の解説の一部です。
「鳥頸類」を含む「後期白亜紀」の記事については、「後期白亜紀」の概要を参照ください。

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