捕食対象として
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 03:47 UTC 版)
「エナンティオルニス類」の記事における「捕食対象として」の解説
Sanzほか(2001)によれば、ラス・オヤスで見つかったエナンティオルニス類の化石標本には4匹(少なくとも3種類)のエナンティオルニス類の雛が含まれていた。雛の化石はバラバラに固まっており、化石表面には多数の穴があいていた。この特徴は雛の遺骸が部分的に消化されていたことを示している。この事から、著者らはこの骨格標本はエナンティオルニス類の雛を捕食した獣脚類か翼竜が吐き戻したペレットであったと結論づけた。これは、中生代の鳥類が捕食されていたことを示すはじめての報告であり、中生代の肉食性の鳥頸類が現生のフクロウのようにペレットを吐き戻していたという証拠でもある。
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