魚介類以外の刺身
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/29 02:36 UTC 版)
魚介類に限らず、食品を小片に切って形を整え、わさび醤油などで食する料理を刺身と呼ぶ場合がある。主な食品としては以下の例がある。 こんにゃく加工品としてのこんにゃくを短冊切りなどにしたものをわさび醤油や酢醤油、酢味噌などで食すものである。地方によってはその歯ざわりから山ふぐとも称される。 湯葉生湯葉を用い、わさび醤油、酢味噌などで食す。 蒲鉾板付きの蒲鉾などをそのまま、短冊切りにしてわさび醤油などで食す。居酒屋や蕎麦屋の酒肴として知られる板わさはその一種である。 肉類生食用の新鮮な馬肉は刺身で生食されるほか、鯨肉なども刺身として知られる。牛肉や豚肉、また鶏肉も刺身とされるが、食中毒や寄生虫感染のリスクが高いために許可されたもの以外は禁止されている事から、加熱したり茹で上げたりした身を刺身と称してわさび醤油、ポン酢などで食する料理がある。沖縄県では皮を炙った山羊肉を刺身にして食べるほか、茹でた豚の耳や顔の皮を酢味噌などであえたものを「ミミガー(耳皮)の刺身」と呼んでいる。 海藻類ワカメ等。刺身ワカメ等の名称で、わさび醤油で生食することを前提に若干の流通がある。 野菜類採って数時間以内の物は、一般的に知られる味とは別な味を示し、わさび醤油などで風味を堪能できる物もある。ダイコン等。 タケノコアクが少ないタケノコを新鮮なうちに入手できる場合、刺身として食される。 アボカドアボカドの果肉は鮪のトロ刺身に似た味わいがあるとされ、ワサビ醤油などを添えて「アボカドの刺身」などとして料理本などに記載されている。
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