高津原水道
高津原水道 (鹿城川) | 疏水の概要 | |
■疏水の所在 鹿島市大字高津原吹上 全長3.5km 幅1.5m 8 ha ■所在地域の概要 佐賀県の南西部に位置する鹿島市。 市街地の背後に開ける台地状の土地で農地として利活用されているが、眼下に有明海を望めることもあり、近年は宅地化しつつある。 ■疏水の概要・特徴 鹿島藩主は表高(表面上の禄高) 2万石、物成(年貢)八千石の小藩であるため、財政は窮迫し財政を立て直すため三代藩主鍋島直朝は、藩の事業として干拓・開墾を行ったが特に高津原の吹上台地の開発に力を注いだ。 当時の高津原は、そこを流れる一筋の川もないため降った雨は一気に下の平地に下り、潅木や雑草が生い茂る大地であった。 このような大地の開発は、かんがい用水の確保が先決であるとして直朝は、藩士 平尾水月等に命じて吹上台地に杉本堤、濁堤(親子堤)、西堤、観覧堤(漣を見る意味)の四堤を建設した。 この台地は湧き水は全く期待出来ない為、2級河川中川の上流にある能古見西三 河内から取水し蟻尾山中腹を通って杉本堤に至る 全長3.5km 幅1.5mの高津原水道を築いた。現在も小さいながらも2級河川として県が管理している。 |
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