高機動型ガルバルディβ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/03 07:53 UTC 版)
「ガルバルディ」の記事における「高機動型ガルバルディβ」の解説
雑誌企画『ADVANCE OF Ζ ティターンズの旗のもとに』に登場(型式番号:RMS-117)。メカニックデザインは藤岡建機。「ガルバルディβ高機動型」とも呼ばれる。 宇宙世紀0080年代中盤に入って旧式化していたβを、大規模な改修を行わずに強化する案で製造された機体。胸部に増加装甲、偏向板を兼ねる小型スラスターユニット2基を装備する。これはプロトタイプアッシマーTR-3[キハール]のユニットを小型化したもので、自由に可動することで姿勢制御を行う。エネルギーパックやマガジンなどを取り付けられるラッチが左右1基ずつ設けられ、駐機時には折りたたむことができる。バックパックには高機動ブースターポッドを装備する。T3部隊共通の強化型ジェネレーターを内蔵し、アームを介してバックパックの増加装甲に接続する。これによってガンダムTR-1[ヘイズル改]のものと同様の可動領域を確保している。通常はカバーパーツを装着しているが、カバーを外して露出するマウントラッチにはさまざまな装備を接続することが可能である。ガンダムTR-1[ヘイズル]と同型のシールド・ブースター2基を装備する際には強化型ラッチを介して接続する。またハイザック・キャノンと同型のキャノン砲ユニットとミサイルポッドを取り付けた実体弾系装備や、ゼク・アインの第二種兵装と同型のビームスマートガンと複合レドームを取り付けた長距離攻撃仕様などの武装プランが用意されていた。さらに機動性向上のために脚部スラスターカバーを開放する改良が施されている。なお、本来の装備であるビーム・ライフルは、取り回しを優先してストックが切り詰められている。 連邦軍パイロットのマキシム・グナー大尉とともにT3部隊に送られ、部隊色の濃紺と淡紺、黄色の塗装に変更される。しかしグナー大尉のエゥーゴへの転向・脱走により本機は失われ、行われるはずだった各種新型装備のテストは、ヘイズル2号機に継承される。
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