高橋 久信(たかはし ひさのぶ)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/10 07:13 UTC 版)
「リアル (漫画)」の記事における「高橋 久信(たかはし ひさのぶ)」の解説
17歳→18歳(3巻〜)。初出時は自尊心が高く、自らを「Aランク」とした上で周囲の人間をランク付けする癖がある等、人を見下す癖があったが、物語が進むに連れ徐々に性格が変化していく。何事もそつなくこなせる器用さがあり、学業成績・運動能力・容貌とも優れ、周囲から一目置かれる存在だったが、自転車を盗んだ末にトラックと衝突する交通事故に遭い、脊髄を損傷して下半身不随となる。損傷箇所は胸椎の7番。父親の影響でバスケットボールは小学校の頃から慣れ親しんでおり、父親との1on1が少年時代のなによりの思い出であった。教育方針の対立から父親が家を出てしまい、出て行った父親を見かけながらも素通りされたショックおよび、母子家庭となったコンプレックスが周囲の人間をランク付けする要因となった。元々は西高校のバスケ部キャプテンであり、野宮から「サボリの天才」とも言われるほど西高ではバスケに打ち込んでいなかった。努力する野宮を快く思わず、野宮を慕う後輩の関や柾などを「野宮派」と呼び敵対していた。ただ、西高校入学当初はある程度真面目にバスケの練習をしており、同じ母子家庭で育った野宮ともある程度打ち解けてまともな関わりを持っていたが、自分の父親が当時蒸発していたことまでは野宮に明かせなかった。自身を中心とした「高橋派」という派閥をバスケ部内で組んでいたがその実「高橋派」のメンバーからは内心嫌われており、事実「高橋派」のメンバーは事故が起こってから中々見舞いに訪れなかった。事故後は両親、彼女のふみか、同じ施設の花咲・白鳥などと共に苦しみながら、徐々に現実に向き合い自身を変えていく。のちに車イスバスケチーム「調布ドリームス」所属の永井と出会い、同チームに入部。自在に車イスを操るためのスピードと持久力が付くまでボールに触れない意思を固め、「タイガースも試合も自分には無関係で、ただ自身の課題をこなす」と徹底している。そのため原フジ子の元で、花咲と白鳥に支えられながら車イスを乗りこなすための過酷なトレーニングを行っている。永井に代わるドリームスのローポインターになるようにマネージャーの松尾に頼まれる。
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