駅構内での対策
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/14 09:34 UTC 版)
「プラットホーム」も参照 ホーム上には視覚障害者用の誘導ブロックが設置されている。 ホームドア設置が有用とされる。 ホームドアの類似例としてワンマン運転を行っている路線では柵と光センサー式のホームセンサーを設置していることがある。ホームドアが設置困難な路線・駅では対策として警備員の増員や後部確認用の鏡の設置が行われた。 緊急時に客が職員に通報するための非常停止ボタンが設置されている。また、ホームから人が転落したことを検出する、転落検出マットも小田急電鉄などで設置が進められている。 カーブ上の駅では、乗降時に乗客が車両とホームの隙間に転落しないよう、照明、案内放送を行うほか、櫛状のゴム板を設置して隙間を塞ぐなどの対策も行われている。 JRや私鉄のホーム両端に「青色の照明」が設置してあるが、これは「人の精神(気持ち)を落ち着かせる」と言われている。 「自分をみつめる」とのことから、乗客から見えやすい場所に鏡を設置してある例もある。 ロンドン地下鉄の駅構内ではレールを高くかさ上げして、ホームからの転落者が列車に当たらないようにする措置がとられている。 インドネシアのKRLジャボタベックでは、屋根上に乗客が上がることを阻止するため、屋根上の乗客にペンキをかける装置を駅等に設置している。 JR西日本では酔客がベンチから立ち上がって直進し、そのままホームから軌道に転落する事例が多いことから、ベンチを軌道と直交する向きに移設する試みが新大阪駅等で行われた。のちに一定の効果を確認できたため、同社管内の各駅でベンチ移設を順次実施している。
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