零戦六二型/六三型(A6M7)
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「零式艦上戦闘機の派生型」の記事における「零戦六二型/六三型(A6M7)」の解説
六二型/六三型は五二丙型/五三型の胴体下に250kg爆弾の懸吊架(落下増槽懸吊架兼用)を設けた戦闘爆撃機型である。特攻機として使用された機体には500kg爆弾を搭載したものもあった。エンジンには水メタノール噴射装置を備えた栄三一型を装備予定であったが、同エンジンの開発遅延のため水メタノール噴射装置を除いた栄三一甲/乙型を搭載した(五三型を戦闘爆撃機とした栄三一型搭載型が六三型、五二丙型を戦闘爆撃機とした栄三一甲/乙型搭載型が六二型になる)。大型爆弾を搭載しての急降下にも耐えられるように水平尾翼の内部構造強化や胴体下面の外板厚増加も実施されている。六三型は僅かしか生産されていないが、六二型は三菱で158機、中島での生産数は不明だが数百機が生産されたとみられ、本型が零戦の最終量産型となった。 全幅 11メートル 全長 9.237メートル 全備重量 3150キロ エンジン 金星62型 最大高度 1万780メートル 最高速度 時速572キロ
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