離脱協定案の否決、メイの辞任とジョンソンの就任
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「イギリスの欧州連合離脱」の記事における「離脱協定案の否決、メイの辞任とジョンソンの就任」の解説
ウィキソースにイギリスの欧州連合離脱に関する協定(案)の原文があります。 詳細は「イギリスの欧州連合離脱に関する協定案(英語版)」を参照 2019年1月15日、下院はこの協定案を反対432、賛成202の歴史的な大差で否決した。その後まもなく、メイ内閣への不信任案(英語版)が野党によって提出された。これは賛成306票、反対325票により棄却された。さらに3月12日、2度目の協定修正案が提出されたが反対391、賛成242の大差で否決された。1月の投票に比べると票差は幾分縮小したが、それでも差は圧倒的なものであり、英国政府は膠着状態に陥った。 3月29日、英議会下院は、欧州連合離脱案のうち、離脱条件を定めた「離脱協定案」だけを分離して採決し、反対344、賛成286で否決した。 4月11日、EUは臨時首脳会議で、英国のEU離脱期限を10月31日まで再延期することで合意した。EU離脱の混迷の責任を取り、メイは5月24日に辞任を表明、6月7日に保守党党首を辞任した。 7月23日、保守党の党首選で、ジョンソン前外相を新党首に選出。ジョンソンはかねてからブレグジットを主張しており、あらためて、EUからの離脱を10月31日に実現する、と明言。7月24日、ジョンソンが首相に就任した。
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