隠し神
(隠れ婆 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/09/22 06:42 UTC 版)
隠し神(かくしがみ)は、日本の妖怪の一種。夕方頃に現れ、遅くまで遊んでいる子供や、かくれんぼをしている子供をさらうといわれる。この種の人さらいの化物の伝承は日本各地にあり、その語彙も様々である[1]。
- ^ a b 村上健司編著 『妖怪事典』毎日新聞社、2000年、98-99頁。ISBN 978-4-620-31428-0。
- ^ a b c 柳田國男「遠野物語拾遺」 『遠野物語』文藝春秋新社〈文藝春秋選書〉、1948年、247-248頁。
- ^ 『妖怪事典』、19頁。
- ^ 茂木徳郎 著「妖怪変化・幽霊:事例篇」、渡辺波光・岩間初郎 編 『宮城県史』 21巻、宮城県史刊行会、1978年、462-463頁。
- ^ a b c d 千葉幹夫 『妖怪お化け雑学事典』講談社、1991年、40-41頁。ISBN 978-4-06-205172-9。
- ^ 水木しげる 『図説 日本妖怪大全』講談社〈講談社+α文庫〉、1994年、131頁。ISBN 978-4-06-256049-8。
- ^ a b 多田克己 『幻想世界の住人たち IV 日本編』新紀元社〈Truth in fantasy〉、1990年、190-191頁。ISBN 978-4-915146-44-2。
- ^ 『妖怪事典』、115頁。
- ^ 『妖怪事典』、294頁。
- ^ 民俗学研究所編著 著、柳田國男監修 編 『綜合日本民俗語彙』 第2巻、平凡社、1955年、578頁。
隠れ婆(かくればば)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/31 02:33 UTC 版)
兵庫県神戸市平野町。隠し婆ともいう。路地の隅や行き止まりなどにいて人間の子供を待ち構えており、子供たちが夕方にかくれんぼをして遊んでいると、どこからともなく現れて子供をさらってしまうという。そのためにこの地方では、夕方にかくれんぼをすることは「隠れ婆にさらわれるぞ」などと言って戒められていた。
※この「隠れ婆(かくればば)」の解説は、「隠し神」の解説の一部です。
「隠れ婆(かくればば)」を含む「隠し神」の記事については、「隠し神」の概要を参照ください。
- 隠れ婆のページへのリンク