阿児町立図書館から志摩市立阿児図書館へ(1991-2010)
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「志摩市立図書館」の記事における「阿児町立図書館から志摩市立阿児図書館へ(1991-2010)」の解説
阿児町は、1991年(平成3年)3月31日に阿児文化公園(阿児ふるさと公園)内に阿児町立図書館(愛称:阿児ライブラリー)を開館した。(『図書館年鑑』によると開館日は7月7日である。)阿児町内各大字の公民館図書室がこれまで担ってきた図書館の役割を引き継ぐとともに拡充したもので、住民待望の施設として誕生した。総事業費は13億5658万円であった。1995年(平成8年)10月12日・10月13日には日本図書館協会公共図書館部会と三重県図書館協会の共催で「全国移動図書館・協力事業研究集会」を阿児町立図書館で開催した。また1997年(平成9年)7月1日には、志摩町文化会館(現・志摩市志摩文化会館)内に志摩町立図書館が開館した。 2004年(平成16年)10月1日には志摩郡5町の合併によって志摩市が発足し、磯部町・阿児町・志摩町が設置していた図書館を引き継き、その総称を志摩市立図書館とした。これにより、阿児町立図書館は志摩市立阿児図書館に改称したが、愛称は従来通り「阿児ライブラリー」のままであった。また磯部町立図書館は志摩市立磯部図書館に、志摩町立図書館は志摩市立志摩図書館に改称した。志摩市立図書館としての発足当初は貸出利用カードや貸出冊数はそれぞれの図書館で異なっていたが、どの図書館で借りた図書でも返却を受け付けるようになった。志摩市立阿児図書館の2004年(平成16年)度の蔵書数は106,779冊、貸出冊数は148,497冊であった。 2008年(平成20年)4月から指定管理者制度を導入する予定で準備が行われていたが、市民団体「考えよか志摩の図書館」が勉強会を開催し、2007年(平成19年)6月の志摩市議会で多くの議員から質問や慎重な検討を求める声が相次いだ結果、導入に向けた条例改正案は取り下げられた。
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