開設〜戦中
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/14 01:56 UTC 版)
1928年(昭和3年)に当時の泉南畜産組合が認可を得て、仮設のまま2回開催されたのが春木競馬の最初とされ、翌1929年(昭和4年)に泉南郡南掃守村大字西之内(現・岸和田市西之内町)に本格的な競馬場が開設された。 1933年(昭和8年)に増改築されて、木造ながら総面積52,710坪、馬場8,630坪、走路1周1,250m、建造物延べ1,060坪で、戦前の関西では代表的な競馬場であった。大阪府内におけるもう一つの地方競馬であった大阪競馬場が、大阪城東陸軍練兵場や八尾での間借りの競馬であったのに比べて、戦前においては春木競馬は早くから開催場に恵まれて入場人員も多く、全国屈指の売り上げを記録した時期もあった。1939年(昭和14年)の「軍馬資源保護法」の施行以後も、大阪競馬が早くも閉鎖に追い込まれたのに比べて1944年(昭和19年)まで開催されたが、戦局の悪化に伴い開催中止となった。
※この「開設〜戦中」の解説は、「春木競馬場」の解説の一部です。
「開設〜戦中」を含む「春木競馬場」の記事については、「春木競馬場」の概要を参照ください。
- 開設〜戦中のページへのリンク