開発コードPIKO「歌手音ピコ」
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/15 07:46 UTC 版)
「ピコ (歌手)」の記事における「開発コードPIKO「歌手音ピコ」」の解説
「VOCALOID」も参照 開発コードPIKO「歌手音ピコ」は、ヤマハの開発した音声合成技術VOCALOIDを使用した音楽製作(DTM)用の音声合成ソフトウェア。ピコの声を録音し作成された歌声ライブラリを収録しており、メロディや歌詞を入力することでパソコン上でピコの声をもとにした歌声を合成することが出来る。2010年12月8日にキューンレコードより発売された。歌手音(うたたね)という名前は、「歌い手」と「歌の種」を重ねて付けられた。声質としては広い音域と多彩な音色を売りとしている。「両声類」ということから、男声と女性の両方を使えることを意識して制作されたという。パッケージにはユキタによる本製品のイメージキャラクターのイラストが描かれている。キャラクターはピコのイメージに似せるようデザインされたものではないが、髪型は若干ピコを意識しているという。 ピコはネット上でVOCALOIDを用いて発表された楽曲のカバーを歌うという活動を経てメジャーデビューしたVOCALOIDとの縁のある歌手であり、キューンレコードは「VOCALOIDオリジナル楽曲を歌ってきた『歌い手』がVOCALOIDになるという、初めての逆転現象」と紹介している。 2011年9月14日にVOCALOID RECORDSより発売されたアルバム『THE VOCALOID produced by Yamaha』に、本製品の歌唱による曲として「言葉メテオ」が収録されている。 その後歌手音ピコはVOCALOID2以前の日本語ライブラリの中で唯一VOCALOID3以降のアップデート版が発売されることはなく、2020年8月頃に廃盤となった。
※この「開発コードPIKO「歌手音ピコ」」の解説は、「ピコ (歌手)」の解説の一部です。
「開発コードPIKO「歌手音ピコ」」を含む「ピコ (歌手)」の記事については、「ピコ (歌手)」の概要を参照ください。
- 開発コードPIKO「歌手音ピコ」のページへのリンク