閉局に至る経過
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/28 07:49 UTC 版)
開局から3か月後の2007年3月、報道によって経営危機が明るみになった。この時点で毎月約190万円の赤字額が出ており、前月分の給与も未払い状態であった。6月30日には当時の社長が同社役員に対する暴行の容疑で逮捕された。 7月から給与の支払いが完全になくなり、8月末には社員は全員解雇されボランティアによる運営となった。このあと代表取締役による謝罪があり、経営難の最大の要因を「ほとんど営業活動を行っていなかったこと」とした。 9月16日の株主総会で経営困難による会社解散が決議された。このときの報道によると、初年度(5か月)売上が約640万円であったのに対し、負債は未払金だけでも約4,600万円あった。 同局の番組「駅前金曜日」のパーソナリティ(当時)のブログによると、9月17日の11時頃に、これまでの自社サイトのサーバーが停止するとして、レンタルサーバーによる新サイトへの移転が告知され、同日17時ごろには北海道電力からスタジオへの送電が止められ、翌18日からは樺山送信所へスタッフが出向き、そこから音楽を放送していた。 9月22日の15時から1時間の生放送を行ったあと、放送を停止した。スタジオは30日までに撤収を完了した。 廃局後の一時期、出演者らによりインターネットラジオ「ニセコラジオ」が運営されていた。
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