長期評価
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/28 06:20 UTC 版)
地震調査研究推進本部は、2004年時点では「相模トラフ沿いのM8程度の地震」として1703年、1923年の2地震から発生確率を評価していたが、2014年の同本部による「相模トラフ沿いの地震活動の長期評価(第二版)」では、「相模トラフ沿いのM8クラスの地震」の発生確率の評価として、1293年、1703年、1923年の3地震の発生年代を用いた場合と、参考扱いとしてこれらに意見の分かれる1495年の地震を加えた4地震を用いた場合の30年以内の発生確率をBPT分布に従うと仮定して評価している。房総半島南部にある河岸段丘の沼面を形成するような元禄型関東地震の発生年代は、藤原(1997-99)らによる研究からB.C.5200年、B.C.3000年、B.C.1000年、1703年とし、平均発生間隔は2300年とされた。また、相模トラフのメガスラスト全体が一度に全て破壊される最大クラスの地震想定モデルとしてMw8.6(津波断層モデルではMw8.7)を設定した。 発生確率等の評価(地震調査委員会)領域様式評価時点の30年以内の発生確率2004年1月1日 2014年1月1日 大正型関東地震プレート間地震 M7.9程度 ほぼ0 - 0.8% M7.9 - 8.6 ほぼ0 - 5% 元禄型関東地震プレート間地震 M8.1程度 ほぼ0% ほぼ0%
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