長期装着へ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/04 22:18 UTC 版)
「悠 (人工鰭のウミガメ)」の記事における「長期装着へ」の解説
2011年7月2日以降、9日間も悠の人工ヒレは外れなかった。 次いで8月7日に装着試験が行われるが、悠の体重が87キロから81キロへと6キロも減ったため、首回りも細くなり、ジャケットの首から前肢がでて人工ヒレが脱げてしまう状態となり、急きょ、人工ヒレを懸垂するようにし、また、前肢をベルトで絞める形で装着した。ベルトで締め付ければ血行が悪くなり壊死するおそれがあるため、ボディジャケット作りの新たな課題となった。また、人工ヒレの部分の運動機能を考えた、しなやかな動きが生まれるヒレの開発も求められた。 そして改良された第14モデルで9月18日に装着試験が行われた。体重の変化に対応できるボディジャケットの改良は、今度は悠の体重が1キロ増えたために微調整にとどまったが、しなやかな動きを生み出す人工ヒレ部分の開発は、人工ヒレの先端部に切り込みを入れる工夫がみられた。その後約2週間、悠は無事に人工ヒレで過ごせた。 ついで10月2日に第15モデルの人工ヒレの装着試験が行われたが、この時の悠の体重は2週間で3キロも減っており、そのためボディジャケットの首回りが細く、緩くなっており、現場で微調整され、また2週間の予定で装着試験が開始された。ところが、今回の第15モデルは、2週間どころか1月半の間、外れることがなかった。
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