鏡の国の虫たち
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/09 16:57 UTC 版)
「鏡の国のアリスのキャラクター」の記事における「鏡の国の虫たち」の解説
木馬バエ 燃えぶどうトンボ バタつきパン蝶 チェスゲームに参加することになったアリスは、あたりの地形を見定めようとして、遠くに象の姿をした巨大な蜜蜂の姿を認める。その後アリスは自分で知らないうちに列車に乗り、いつの間にか再び野外に出ることになるが、そこで列車の中で知り合ったひよこ大の巨大な蚊に、以下の鏡の国の不思議な昆虫を紹介される。 木馬バエ(Rocking Horse Fly) 体中が木でできている蝿で、木の汁とおが屑を摂取して生きていると説明される。ウマバエ(Horse Fly)と木馬(Rocking Horse)をくっつける言葉遊びによって作られた昆虫である。テニエルの挿絵では木馬そっくりに描かれている。 燃えぶどうトンボ(Snap-Dragonfly) 身体はクリスマス・プディング、羽はヒイラギの葉、頭は干しブドウでできていて、その頭はブランデーに漬けられて火がついている。餌は小麦のプディングとミンスパイ。ヴィクトリア朝の子供たちがクリスマスの時期に行った、ブランデーに浸した干しブドウに火をつけてそのまま口に放り込むスナップドラゴン(Snap-Dragon)またはフラップ・ドラゴンという遊びと、トンボ(Dragonfly)とをくっつけた地口。 バタつきパンチョウ(Bread and Butterfly) 羽はバター付きのパンのスライス、身体はパンの皮、頭は角砂糖でできた蝶。クリームの入った薄い紅茶を摂取する。バタ付きパン(Bread and Butter)と蝶(Butterfly)とをくっつけた地口。
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