錦貼神輿
主名称: | 錦貼神輿 |
指定番号: | 2241 |
枝番: | 00 |
指定年月日: | 1968.04.25(昭和43.04.25) |
国宝重文区分: | 重要文化財 |
部門・種別: | 工芸品 |
ト書: | 鳳輦に正長元年十月の修理銘がある |
員数: | 3基 |
時代区分: | 鎌倉 |
年代: | |
検索年代: | |
解説文: | この神輿は宝形【ほうぎよう】造り、木製黒漆塗りで、屋根や前障・後障板などに紫牡丹藤唐草文錦を貼っている。東大寺八幡宮の転害会【てがいえ】に用いられるもので、社伝によると正和四年(一三一五)、応安二年(一三六九)に造替されたと伝えられる。この祭礼は天文八年(一五三九)以後中絶していたが寛政五年(一七九三)に再興され、その際大きな修理を行なっている。その記録によると葱華輦【そうかれん】の屋根蓋の下り棟に暦応四年(一三四一)の造替が知られ、また鳳輦【ほうれん】の正長元年(一四二八)の修理銘によって神輿は鎌倉時代に造られたと考えられる。そして常の神輿とは異なり、いわゆる天皇や皇后の乗輿の形式を伝えるもので、その権輿と考えられる古い様式を残したものとして貴重な存在である。 |
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