鈴木貴美一とは? わかりやすく解説

鈴木貴美一

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/16 12:08 UTC 版)

鈴木貴美一
KIMIKAZU Suzuki
引退
愛称 キミ
日本語 鈴木貴美一
国籍 日本
生年月日 (1959-09-26) 1959年9月26日(64歳)
出身地 東京都渋谷区
身長(現役時) 193cm (6 ft 4 in)
体重(現役時) 87kg (192 lb)
キャリア情報
出身 秋田県立能代工業高等学校
法政大学
選手経歴
1982-1988 日本鉱業
指導者経歴
1988-1995
1995-2023
1990-95
2006-08,2012-14
秋田経済法科大学
シーホース三河
全日本学生選抜
男子日本代表

鈴木貴美一(すずき きみかず、1959年9月26日 )は、東京都渋谷区出身の元バスケットボール選手、元日本代表監督である。B.LEAGUEに所属するシーホース三河の前ヘッドコーチ。コンバースエグゼクティブアドバイザー。解説者。講演講師

人物

中学では野球部、高校から本格的にバスケットボールをはじめる。

能代工業高校全国高等学校総合体育大会バスケットボール競技大会(インターハイ)・国民体育大会バスケットボール競技全国高等学校バスケットボール選抜優勝大会(ウインターカップ)などのタイトル獲得に貢献。

その後法政大学に進学し、関東大学新人戦で優勝、優秀選手賞、関東学生トーナメントで2回の優勝、3年時にMVP獲得。リーグ戦で2回の得点王、優秀選手賞。4年時のインカレではAVG(平均)35.0得点で得点王を獲得した。ルーマニアで行われたユニバーシアードに選出され、日本代表のメンバーにも4年時に選ばれる。

卒業後、日本鉱業(株)に入社。1983 - 84天皇杯全日本総合バスケットボール選手権大会(オールジャパン)準優勝などを経験。

1982年~86年に日本代表選手にもなり、現役時代は抜群の運動能力、そして抜群のオフェンス力で活躍した。

1988年現役引退。秋田経済法科大学監督兼ヘッドコーチに就任。全日本大学バスケットボール選手権大会(インカレ)7年連続ベスト16などに導く。東北総合選手権で5度優勝し、天皇杯5回出場を果たしている。日本学生選抜のコーチも兼任している。フルコートプレスのバスケットを得意とした[1]

1995年1月シーズン途中にバスケットボール日本リーグ二部アイシン精機(株)のプロのヘッドコーチに就任。多彩なディフェンスを戦術として準優勝し、3月におこなわれた入れ替え戦に勝利して初の一部昇格を果たした。2002年のオールジャパン初優勝以降タイトルを次々ともたらし、オールジャパン(天皇杯)優勝9回(大会史上初の2回の4連覇含む)準優勝4回、3位5回。トップリーグの通算成績は優勝6回、1位1回(震災のため中断)準優勝4回、3位6回、JBLチャレンジカップ優勝(1回限りの大会)西地区優勝(2016-17)、中地区優勝(2017-18)を果たすなど、国内屈指の強豪に育て上げた。

また、1996年夏のサマーリーグではNBAチームロサンゼルス・レイカーズのアシスタントコーチを務めた。

2005年国際親善試合 Hualien Kwan Hwu Cup(台湾)で優勝を飾る。

2006年世界選手権を率いたジェリコ・パブリセヴィッチの後任として男子日本代表チームのヘッドコーチに就任。カタールで行われたアジア大会で6位、徳島市で開催された2007年アジア大会で指揮を執るが、北京オリンピックへの道を絶たれるばかりでなく8位に終わり辞任。

2012年、男子日本代表のヘッドコーチに再度就任。FIBAアジアカップで準優勝するが、若手主体のメンバーで挑んだ2013年アジア選手権で決勝トーナメントにも進めずに敗退し、9位になりその責任を取って辞任した。

ここ数年日本代表選手を一番多く輩出している。Bリーグになってからは選手の移籍が激しかったが2022-23年シーズンは多くの若手有望選手が残留し期待されている。

2023年5月7日、アイシン時代から28年間務めた三河のヘッドコーチを退任[2]

横浜ビー・コルセアーズ杉浦佑成は甥にあたる[3]

経歴

  • 明徳小 - 秋田東中 - 能代工業高 - 法政大 - 日本鉱業(1982年〜1988年)
  • 秋田経法大(1988年~1994年)-アイシン精機(株)(1995年~2016年)-シーホース三河(2016年~2023年)

関連項目

参考資料

 





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