野球選手としての特徴・評価
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/04 01:03 UTC 版)
「赤星憲広」の記事における「野球選手としての特徴・評価」の解説
一塁到達まで3.74秒、バント時には3.50秒を記録する元来の足の速さに加え、「球界で最も速いレベル」と言われた盗塁時のスピードが持ち味。巨人で一軍投手総合コーチを務めていた尾花高夫には「誰が1番を打っても、存在感としては赤星の3分の1にも満たないんじゃないか」と言われた。 本塁打に関しては2001年8月4日の対広島戦(広島市民球場、長谷川昌幸から)、2003年8月6日の対ヤクルト戦(明治神宮野球場、高井雄平から)、2005年6月12日の対日本ハム戦(阪神甲子園球場、江尻慎太郎から)でそれぞれ1本ずつ放ったのみで、以降2009年の引退まで2528打席無本塁打という日本記録を持っている。また、「シーズン複数本塁打ゼロ」「通算10本塁打未満」はいずれも日本プロ野球で通算1000安打以上を記録した打者では史上唯一であり、通算3本塁打も同条件では最も少ない数字となっている。 野村克也は東北楽天ゴールデンイーグルスの監督として赤星と対戦した際、一度に12球の牽制球を投げさせたことがある。赤星によると試合後野村は「赤星を塁に出すのはソロホームランと同じだから、警戒しすぎるぐらいでちょうどいい」とコメントしたという。野村は赤星の守備について、「肩は強くなくても、あの足で打球に突っ込んでくるだけで走者はストップする」と評した。 名前にちなんだ「レッドスター」や「赤い彗星」や「セ界一のスプリンター」の愛称でファンの人気を集めており、打席に立つと、スタンドで赤い星マークのボードを掲げるファンもよく見られた。
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