部落解放同盟関連
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2002年3月に『真相』の第一弾が刊行されて以来、名指しで批判された部落解放同盟は一年以上のあいだ沈黙を保っていたが、2003年4月に入って、「解放新聞」紙上で部落解放同盟中央本部による「別冊宝島Real『同和利権の真相』への見解」(以下「見解」 解放新聞 2003年4月14日)が発表された。 その論調は、「『真相』は部落民個人の汚職を不当に一般化して、部落解放同盟や部落出身者全体の問題とすりかえている」、「批判内容は共産党系メディアの論調をなぞっており、共産党による差別キャンペーンである」などというもので、『真相』を全面的に批判し、両者の間での論争に発展していった。 この「見解」に対して、寺園は再反論「答えるべきことはないのか──解放同盟中央本部〈『別冊宝島Real 同和利権の真相』への見解〉を読んで」(雑誌「こぺる」2003年6月号)を発表した。 反論内容は、「『真相』シリーズで紹介した、部落解放同盟による数多くの犯罪・不正・不祥事について一言も触れられていない」、「レッテル張りというが、部落解放同盟の方こそ「日共=全解連」というレッテル張りを多用している」というものである。なお、部落とは無関係な写真を「同和利権」を象徴するものとして使用している、という指摘については、誤用であったことを認めている。 これ以降も、部落解放同盟は「解放新聞」や機関誌『部落解放』などで、たびたび『真相』シリーズに批判的に言及している。 なお、同書では、全国部落解放運動連合会(現全国地域人権運動総連合)も解放同盟ほど悪辣ではないが(補助金受給などの)利権の恩恵をうけている地域があると批判している。
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