過去作品へのオマージュ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/26 05:53 UTC 版)
「クリーチャー (映画)」の記事における「過去作品へのオマージュ」の解説
監督のウィリアム・マローンは大のSF&ホラーマニアとして知られる。この作品もリドリー・スコット監督『エイリアン』(1979年)の亜流作品の一つとして扱われており、作中には『エイリアン』や『遊星よりの物体X』(1951年)など、SFホラーの古典作品へのオマージュとも受け取れる場面が見受けられる。 タイトルの『クリーチャー』 - 「クリーチャー」(Creature)と言うのは本来、登場するモンスターの固有名詞ではなく、被造物という「(ヤハウェの)創造物」ひいては「生物」を意味する普通名詞である。転じて、SFやホラーの世界ではたとえばフランケンシュタインのクリーチャーなど「怪物(モンスター)」を指す専門用語としても用いられる。これは『エイリアン』の「エイリアン」(Alien, 本来は「外国人」、転じて「異星人」)や『物体X』の「ザ・シング」(The Thing, 「物」、(正確には複数形で)「生き物」など)にも共通する所である。いずれもそのモンスターの固有名詞ではないにも関わらず、そのインパクトがあまりに強烈なため、固有名詞のように認識されている。 クリーチャーが収納されているプラスチック製のカプセル - 『エイリアン』のフェイスハガーが生まれる卵を思わせる。 クリーチャーの造型 - エイリアンに似ている。 クリーチャーが発見されたのは土星の衛星タイタン。また、ナメクジとも蜘蛛ともつかない小動物を、殺害した人間の頭に貼り付けて操る。 - ロバート・A・ハインラインのSF小説『人形つかい』(ハヤカワ文庫)では、タイタンのナメクジだかアメーバのようなエイリアンが人間に寄生して、地球侵略を目論んだ。 クリーチャーに高圧電流を浴びせて倒そうとする - 『遊星よりの物体X』では、ザ・シングが同じ方法で倒された。作中には、『物体X』と思われる映画の話が出てくる。しかし、本作品では気絶させただけで、倒すことは出来なかった。
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