送弾機構
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/01 00:26 UTC 版)
初期の試作型はリンクベルト付弾薬(M27リンク)のみを使用する設計だったが、後に小銃用と同様の弾倉も使用できる複合式給弾機構が設計されて、1977年にアメリカで特許が申請された。開発当初は同社のFNC小銃用の弾倉しか使えなかったが、後にM16用のSTANAG マガジンからも給弾できるように改められた。ただし上記の7.62mm口径モデルや、特殊作戦用のMk 46では、弾倉からの給弾機構は省かれている。 弾薬帯で給弾する場合、機関部下方に200発容量のプラスチック製ボックスか100発容量の布製パックを装着して、弾薬帯を収容しておくことができる。ただし200発容量のプラスチック製ボックスは、特に初期のモデルにおいて銃との装着部分に不具合があり、行軍や突撃の際に銃から脱落する事故が多発したほか、ボックス内で弾薬が動いて音を立てるという問題もあり、容量が少なくとも布製パックのほうが好まれる傾向があった。後に200発容量の布製パックが開発され、2008年には制式に加えられたが、2006年の時点でイラク戦争・アフガニスタン戦争でM249を使用した経験がある射手341名に対して行われた調査では、200発容量のプラスチック製ボックスと布製パックを好む射手はそれぞれ21パーセントに留まり、40パーセントの射手が依然として100発容量の布製パックを選ぶと回答した。 ベルトリンクにより繋がれた弾丸をフィードパンに乗せた様子 射手側から見た、STANAG マガジン(左)またはベルトリンク(右)による給弾装置の位置関係
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