近年の企業買収状況について
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/29 15:38 UTC 版)
「Electronic Data Systems」の記事における「近年の企業買収状況について」の解説
2008年5月、HPとEDSは139億USドルでHPがEDSを買収することに合意した。同年8月には買収を完了させ、EDSは「「EDS - An HP Company」となりHPの事業部として取り込まれることになった。 2008年4月3日、EDSはVistormホールディングスを買収。Vistormの本拠地はイギリスで、情報セキュリティーサービスの企業である。この買収によって、EDSはヨーロッパで有数の情報保証(Information Assurance)およびマネージドセキュリティーサービス(Managed Security Services)の企業となった。 2007年11月、EDSはSaber(Saber Corp)の公正利権93%を4億2000万ドルの現金で買収した。その買収はSaberの過半数株式を保有していた企業であるAccel-KKRも含む。Saberは1997年に設立したアメリカオレゴン州ポートランドに本拠地を置く、世界でも有数の速い成長を遂げているソフトウェア供給企業であり、アメリカ州政府へのサービスで業界をリードしている。 2007年3月、EDSはRelQ(RelQ Software Private Limited)を買収した。RelQはインドのバンガロールに本拠地がありグローバル展開している、ソフトウェアのテスト企業である。テスト、バリデーション、ベリファイ、および品質保証サービスを強みとしている。同社はアメリカ、イギリス、フランス等にも拠点のある企業で、従業員は約700名。この合併により、EDSはグローバルなテスト能力を強化し、インドの従業員数が2万人を越えた。 2006年6月21日、EDSはMphasiS(MphasiS Limited)の過半数(52%)の株式を3億8000万USドルで取得。MphasiSはインドのバンガロールに本拠地がある、アプリケーションおよびビジネス・プロセス・アウトソーシング(BPO)サービス企業である。MphasiS(当時はMphasiS BFL Limited)は、1998年設立のアメリカのITコンサルティング企業のMphasiS Corporationと、1993年設立のインドのITサービス企業のBFL Software Limitedが合併し、2000年6月に設立した。この合併により、成長市場であるインドへの存在感を強め、年末にはインドの従業員数が約2万人となった。
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