近年の会社運営
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/07 18:36 UTC 版)
「ブリタニカ百科事典」の記事における「近年の会社運営」の解説
1996年1月、ブリタニカ社はベントン財団の元から、現会長であるスイスの大富豪ジャッキー・サフラによって買収された。1997年、長い間サフラの元で投資顧問をしていたドン・ヤニアスがブリタニカ社のCEOとなった。1999年に Britannica.com Inc. が分社化、デジタル版の開発を担うようになる。ヤニアスは新会社のCEOを引き受け、旧ブリタニカ社のCEOは2年間空席のままだった。2001年にヤニアスはイラン・ヨシュアに取って代わられた。ヨシュアは両社を指揮していくこととなった。ヤニアスは後に投資運用に戻ったが、ブリタニカの役員ではあり続けた。2003年、かつての経営コンサルタント、ジョージ・コーズは旧ブリタニカ社の社長に任命された。コーズは他の会社との連携を強め、ブリタニカブランドを教育とレファレンスの新製品に広げていった。またかつてのCEO、エルカン・ハリソン・パウエルが1930年代半ばに始めた戦略を引き継いだ。 サフラの元で会社は経営難に陥った。製品価格を引き下げ、大幅なコスト削減を実現することでこれに対応していった。2003年のニューヨーク・ポストの報告によるとブリタニカ社は従業員の401(k)口座をなくし、画像には無料のものを使用することを奨励した。これらの変更はマイナス方向へ影響し、フリーランスの寄稿者は小切手を最大6ヶ月待たされ、スタッフは何年も給与が上昇していない。 ブリタニカ社は Britannica、Encyclopædia Britannica、Macropædia、Micropædia、Propædia、そしてアザミのロゴマークを商標登録している。
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