近代海軍の階層構造
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/06 06:50 UTC 版)
アメリカ海軍における指揮階梯単位名称艦艇の種類艦艇規模指揮官海軍Navy 海軍内の全艦艇 2個艦隊以上 海軍元帥から海軍大将 艦隊Fleet 海洋の全艦艇あるいは指定された海域別 2個以上の戦闘艦隊 海軍大将 戦闘艦隊Battle Fleet または Task Force 全艦種から大多数 2個以上の任務部隊 海軍中将 任務部隊Task Force 全艦種から多数 2個以上の戦隊、小艦隊/隊群または任務群 海軍少将(上級)または海軍少将 戦隊または任務群Squadron または Task group 通常は巡洋艦以上の大型艦 艦艇数は少数 海軍少将、海軍准将あるいは海軍代将 小艦隊/隊群または任務群Flotilla または Task group 通常は中小艦艇 2個以上の隊または任務隊 海軍少将、海軍准将、海軍代将または海軍大佐 隊または任務隊Division または Task Unit 通常は中小艦艇 同一または類似の艦種が少数 海軍大佐または中佐 任務分隊Task Element 単艦 1隻 海軍大佐、海軍中佐、海軍少佐または海軍大尉 補助艦艇は通常、海軍大佐以下の階級の士官が長に充てられる。ここで言う補助艦艇にはコルベット、砲艦、掃海艇、哨戒艇、河川舟艇、艀および魚雷艇が含まれる。一部の駆逐艦、特にフリゲート並みの小型駆逐艦(かつては護衛駆逐艦として知られる)は海軍大佐以下の士官によって指揮される。通常、艦艇が小さいほど艦艇の指揮官の階級は下がる。例えば哨戒艇長には海軍少尉が指揮官に充てられ、フリゲート艦長には海軍中佐が充てられる。 歴史上の海軍は構造について厳格であった。艦艇はまず分艦隊 (divisions) ごとに集合させられ、そしてその次に番号付き小艦隊 (squadrons) が集合し、最後に番号付き艦隊 (fleet) で構成された。
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