近代以降の三助
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/19 21:54 UTC 版)
流しは昭和中頃に隆盛を誇り、入浴時の贅沢として捉えられていた。しかし、ボイラーや一般家庭への浴室の普及が進むに連れて、三助の需要が減少していき、それに伴い流しのサービスも衰退していった。 日本で実働していた最後の三助は東京都荒川区東日暮里にある「斉藤湯」の一人のみだったが、高齢のため2013年12月29日をもって流し業務を終了した。1回400円で男性・女性問わず流しを受けることができ、休日には全国各地から流しを受けに来訪する客もいた。 斉藤湯には2018年時点でも、流しを希望する電話がかかってくることがあるという。また2018年からは、東京都目黒区緑が丘にある「みどり湯」が、指圧師による現代版Sansuke(三助)サービスを復活させた。 なお、銭湯ではないものの、東京都墨田区にある東京楽天地9階の楽天地スパでは近いサービスを受けることができる。他に都内近郊としては、健康センターを全国で初めて営業した「湯の泉」が三助サービスを無料提供している。
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