近代における評価とは? わかりやすく解説

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近代における評価

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/25 01:42 UTC 版)

野沢凡兆」の記事における「近代における評価」の解説

近代入り主観的な句風俳人が多い元禄にあって、『猿蓑時代凡兆は、際立って客観的印象鮮明な句風であったとして注目された。 凡兆いち早く目を付けたのは内藤鳴雪であった。鳴は、「純客観本尊として凡兆崇拝」したとする正岡子規は、凡兆の《門前小家もあそぶ冬至かな》の句評に際し、「一句のしまりてたるみ無き名人の作たるに相違無く」などと「名人」の語を用いて評した高浜虚子は、「凡兆小論」において、「写生句を論ずるに当つ元禄時代凡兆のあつたことを忘れることは出来ぬ。」「芭蕉去来などが寂とか栞とかにこだはつて、即ち彼の主観趣味に捕はれてゐる間に彼一人敢然として客観趣味立脚して透徹した自然の観察をやつて居る。」などと評した室生犀星は、「凡兆論」において、「凡兆は常に大凡兆であらねばならぬ蕉門中の英才であり、同時に元禄作者としては、凡兆超えるものは稀である。遂に丈草と雖もこの作者としての凡兆次に位すべきものではなからうか。」と評した

※この「近代における評価」の解説は、「野沢凡兆」の解説の一部です。
「近代における評価」を含む「野沢凡兆」の記事については、「野沢凡兆」の概要を参照ください。

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