近世吟詠中興の祖とは? わかりやすく解説

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近世吟詠中興の祖

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/10 04:38 UTC 版)

山田積善」の記事における「近世吟詠中興の祖」の解説

本業弁護士であったが、己の修養のため若いころから培ってきた詩吟有識者の耳にとまり、ラジオ放送されたりレコード化されたり著名となる。その声量独特な高音節まわしによる「修養のための詩吟」が知られるようになり、本業弁護士傍ら包容会」を創設会誌発行とともに後進の指導にも当たった積善は、詩吟余興芸能ではなく祈りであり行(ぎょう)である” として「吟行ぎんぎょう)」という言葉用いて指導した。つまり、詩吟心ある日本人祈りであり、己を磨き強固な精神を養う修行として吟ぜよ、ということである。世の人積善プロ詩吟家と思っている者も多かったが、積善本業忘れて詩吟明け暮れることを大変嫌い、あくまでも生業第一論じた。 しかし戦後思うところあって1946年昭和21年1月1日NHKラジオ放送最後に放送レコード吹き込みなどの場からは遠ざかり詩吟家との会合などにも出席せず、本業司法仕事専念したそれ以来公的な詩吟の場に出ることはなかったが、私的には詩と詩吟終生愛し積善人生の師と仰ぐ周りの者には胸襟を開いて修行と悟り詩吟語り合った1976年昭和51年12月1日 没。 辞世老いさび今なお夜半に見る夢は 人のまことの情けなりけり 積善 とある。 没後積善信奉する静岡山田城南の尽力により、日本ビクター残されていた積善詩吟原盤から59首をまとめ、『近世吟詠中興の祖-吟聖山積善遺詠全集』として、LPレコード2枚組復刻された。

※この「近世吟詠中興の祖」の解説は、「山田積善」の解説の一部です。
「近世吟詠中興の祖」を含む「山田積善」の記事については、「山田積善」の概要を参照ください。

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