近世の関所
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/28 04:19 UTC 版)
江戸時代には、江戸幕府や諸藩が、軍事・警察上の必要から再び関所を設置した。このためこれらの関所では中世の関所とは異なり、関税を徴集することは無かった。主な関所には、東海道の箱根関所や新居関所、中山道の碓氷関所や木曽福島関所、甲州街道の小仏関所、日光街道・奥州街道の房川渡中田関所などがある。宝暦14年(1764年)、留守居により手形の発行される関所は、上州の新郷、川俣、五料、杢橋、碓氷、横川、大戸、大笹、猿ヶ京、相州の箱根、根府川、総州の小岩、市川、関宿、越後の関川、遠州の今切、荒井、信州の福島(木曽福島)、武州の房川渡(栗橋・中田)、小仏(駒木根)の17ヵ所が指定された。近世の関所は、幕末には46あったという。
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