農耕神をまつる習俗とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > 農耕神をまつる習俗の意味・解説 

農耕神をまつる習俗

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/19 01:27 UTC 版)

田の神」の記事における「農耕神をまつる習俗」の解説

古代より日本では農耕神をまつる習俗のあったことが知られており、8世紀成立『日本書紀』『古事記』にも稲霊(いなだま)すなわち「倉稲魂」(うかのみたま)、「豊受媛神」(とようけびめのかみ)、穀霊神の大歳神おおとしのかみ)の名が記載されている。 このうち豊受媛神10世紀初頭成立の『延喜式』「大殿祭祝詞」に、稲霊であり、俗にウカノミタマ宇賀能美多麻)と称するという註があり、このことについて柳田國男は、稲の霊を祭った巫女が神と融合して祭られるようになり、それゆえ農神女神考えられるようになったではないかとしている。 民間では、こうした農耕神を一般に田の神呼称してきたが、東北地方では「農神」(のうがみ)、甲信地方山梨県長野県)では「作神」(さくがみ)、近畿地方では「作り神」、但馬兵庫県)や因幡鳥取県)では「亥(い)の神」、中国・四国地方では「サンバイ様)」また瀬戸内海沿岸では「地神」などとも別称されてきた。また、起源異なる他の信仰と結びついて、東日本ではえびす、西日本では大黒それぞれ田の神考え地域多く、さらに土地の神地神)や稲荷神同一視されることもあり、その一方で漁業神や福徳神とは明確に区別される神である。

※この「農耕神をまつる習俗」の解説は、「田の神」の解説の一部です。
「農耕神をまつる習俗」を含む「田の神」の記事については、「田の神」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「農耕神をまつる習俗」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「農耕神をまつる習俗」の関連用語

1
10% |||||

農耕神をまつる習俗のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



農耕神をまつる習俗のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの田の神 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS