軍歴と名誉勲章について
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/12 11:47 UTC 版)
「フランク・デュークス」の記事における「軍歴と名誉勲章について」の解説
情報公開法によって得られた記録によれば、デュークスは外国の任務に従事したことはなく、名誉勲章やその他の賞も与えられていないとされ、「気まぐれで突飛な言動をすることがあった」ともいう。デュークスは、軍隊が自分の信用を傷つけるために、彼の記録の公開を妨害したと述べている。軍服姿のデュークスの写真は、略綬が間違った順序で着用されている。しかも彼が着けている名誉勲章は、海兵隊ではなく陸軍の隊員に与えられるものである。 1988年に写真について問われたデュークスは、ロサンゼルス・タイムズのジョン・ジョンソンに、軍に間違ったメダルを授与された理由を説明することができなかった。制服は単なるハロウィンの衣装だった。 B・G・バーケットは、2000年にコルビー賞を受賞した彼の著書『Stolen Valor』の中で、「デュークスは軍での活躍や受賞の歴史を作り上げたが、実際にはベトナムでの働きはなく、入隊する前に戦争が終わった」と述べている。デュークスは1980年にBlack Belt誌で、「ベトナム紛争中の著名な軍事記録」を記述していたが、「東南アジアでの極秘任務においてのみで、ベトナムで仕事したと主張したことはない」と答えた。Inside Kung Fu誌での1987年のデュークスとのインタビューは、彼を「ベトナムの退役軍人」として紹介している。作家のラルフ・キーズとナイジェル・ウェストも、デュークスの軍歴に異議を唱えた。Soldier of Fortune誌も同様である。『ブラッド・スポーツ』で「原案(Story)」としてクレジットされているシェルドン・レティックは、「デュークスは当初、彼がもらったとするメダルを私に見せたが、数年後に人々が彼を疑うようになった後、メダルの話をしなくなり、私にそのような話はしていないと信じさせようとすらした。」と、2012年に語っている。
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