軍事および宇宙産業
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/04/25 00:36 UTC 版)
「フロリダ州の歴史」の記事における「軍事および宇宙産業」の解説
20世紀の初めに始まり、第二次世界大戦の勃発で加速されたのがアメリカ軍の主要中継基地としての役割であった。ペンサコーラ海軍航空基地は当初1826年に造られた海軍基地であったが、1917年にアメリカでは最初の海軍航空施設となった。国全体が第二次世界大戦に刺激され、フロリダ州ではジャクソンビル海軍航空基地、メイポート海軍基地、セシルフィールド海軍航空基地、ホワイティングフィールド海軍航空基地とホームステッド空軍基地、エグリン空軍基地およびマクディル空軍基地(現在はアメリカ中央軍の本部)など多くの基地が建設され、この時期に発展した。冷戦時代、フロリダはキューバに近接して海上から交通できたので既存および他の軍事施設が発展を続けた。冷戦終結後、ホームステッドやセシルフィールドなど主要な基地で幾つかの施設が閉鎖されたが、基地があることは現在でもなお州の経済に重要な意味を持っている。 フロリダ州は国内でも緯度が低いので、1949年に発現期のミサイル計画の試験場に選定された。パトリック空軍基地やケイプカナベラル発射場が1950年代と共に形を取り始めた。1960年代初めまでに宇宙開発競争がたけなわとなった。計画が拡張され雇用を生み出すと共に、宇宙開発計画はケイプカナベラル周辺の地域社会に巨大なブームを現出した。この地域は現在集合的にスペースコーストと呼ばれ、ケネディ宇宙センターを擁している。宇宙産業の主要中心地にもなった。今日、アメリカ合衆国によって打ち上げられる全ての有人軌道周回船は、月への探査船を含め、ケネディ宇宙センターから打ち上げられてきた。
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