軍主導の大会進行
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/24 00:34 UTC 版)
「1942年の全国中等学校野球大会」の記事における「軍主導の大会進行」の解説
文部省に加えて日本軍が進行の大半を担っていたため、軍事色のかなり強い大会となった。スコアボードには「勝って兜の緒を締めよ 戦い抜こう大東亜戦」という軍事スローガンが掲げられ、ユニフォームのロゴは漢字のみを使いローマ字は禁止された。試合時、サイレンは鳴らされず、進軍ラッパが代用された。勝利校の校歌斉唱は自粛となった。 試合内容も軍事色が強められ、野球が敵性球技と見做されていた背景から、「打者は球をよけてはいけない。球に当たっても死球にならない」「原則として1チームあたりの選手数は9人とし、選手交代ならびに控え選手の起用は負傷の場合を除いて原則禁止する」という特別ルールが採用された。
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