車内設備統一工事
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/04 06:29 UTC 版)
「JR西日本681系電車」の記事における「車内設備統一工事」の解説
2002年12月から2004年7月にかけて、当時金沢総合車両所に所属していた「サンダーバード」用車両39両(T01 - T03・T06・T11 - T13・T15・T17編成)に対して、683系との車内設備統一を図る目的で改造が施工された。 3号車と8号車の入れ替え(座席モケットの色も変更) - 当初は3号車富山・和倉温泉側と4号車大阪側に乗降扉がなく、下車・乗車遅れが発生する恐れがあった。3号車を8号車へ組成位置を変更すると同時に、車掌室を撤去し自動販売機と座席を1列増設。 4号車の売店(プチカフェテリア)を撤去し自動販売機・車内販売準備室を設置、車掌室を3号車から移動。 9号車のバリアフリー対応化 - 客用ドアを広幅化、車椅子対応トイレを設置、座席を2席分撤去し車椅子対応化。 グリーン車の液晶テレビを撤去。 この改造により、新たに以下の番台区分の車両が発生した。 モハ681形300番台 (M) クハ680形もしくはサハ680形とペアを組んで使用されている。種車はモハ681形0・200番台 で、0番台は後位出入口を撤去して自動販売機が設置された。200番台は車掌室を撤去し自動販売機と座席が1列増設された。モハ681-201 - 203・206・7 → モハ681-301 - 303・306・307 クハ681形200番台 (Tc) 種車はクハ681形0番台で、車椅子対応設備・車椅子対応トイレが設置された。クハ681-1 - 3・5・7 → クハ681-201 - 203・205・207 サハ681形300番台 (T) 種車はサハ681形200番台で、売店を撤去し、自動販売機・車内販売準備室・車掌室が設置された。サハ681-201 - 203・206 → サハ681-301 - 303・306 ← 大阪 和倉温泉・富山 → 基本編成改造前クロ681-0 サハ680-0 モハ681-200 サハ681-200 サハ680-0 クモハ681-500 改造後クロ681-0 サハ680-0 モハ681-0 サハ681-300 サハ680-0 クモハ681-500 付属編成改造前クハ680-500 モハ681-0 クハ681-0 改造後クハ680-500 モハ681-300 クハ681-200 T06・T17編成は、後に「はくたか」に転用された際に再び3号車と8号車が入れ替わっており、同編成から転用された現W05・W15編成は他の「はくたか」用W編成と設備が一部異なっている。 2014年10月ごろから「はくたか」用編成についても3号車と8号車の入替が始まっている。 2015年3月から2017年9月ごろにかけて「しらさぎ」用付属編成のモハ681-200、2200番台の車掌室用の窓を埋める工事が施工された。この改造に伴う座席数の変更や改番などはない。
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