車体更新・機器流用の事例
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/03 06:58 UTC 版)
「格下げ車両」の記事における「車体更新・機器流用の事例」の解説
475系電車(上)と車体更新改造した717系電車200番台(下)車体更新車では種車の原形をとどめない。 格下げの範疇に含めるかどうかは見解が分かれるが、優等列車用車両の機器を流用したり一般車両の車体に載せ替えた車両もある。 この改造では車体は完全な新製車両と同等で旅客サービス面においては優位となるが、車両性能は種車のままでスピードアップなどへの対応が難しく、性能向上が図られない割には改造規模が大きくコストも嵩むため、あまり行われていない。 国鉄・JRでは交直流急行形電車においては車体を載せ替えて近郊形電車に改造した413系・717系電車や165系電車の機器を流用した通勤形電車であるJR東日本107系電車がある。 私鉄においては京成電鉄では格下げに際して通勤形車両の車体に乗せ換えた1600形電車や初代AE形電車の機器流用した通勤車である3400形電車のほか、名古屋鉄道では特急の一部特別席化で廃車となった1000系電車の機器を流用した5000系電車がある。近畿日本鉄道では10000系電車の機器を流用した2680系電車や10100系電車の機器を流用した2000系電車がある。 JR東日本107系電車 京成3400形 名鉄5000系電車 近鉄2680系電車(鮮魚列車での運用) 近鉄2000系電車の台車(流用品)
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