車両防護
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 21:11 UTC 版)
自動消火装置、乗員区画に対するNBC防護装置を備えている。 砲塔上部に設置された8連装ランチャーから様々な弾種の弾体を発射し車両を防御する、いわゆるソフトキルタイプのアクティブ防御システム(APS)を装備している。これにより、車両前方から飛来する対戦車ミサイルからの生残性を向上させている。このシステムは国防科学研究所が開発した。 なお本システムの他に、車両方向に飛来するミサイル等を直接迎撃して破壊する、いわゆるハードキル型のAPSも試作車両の1輌に搭載されて1度試験された。これはロシアのアレーナAPSを更に改良したものになると喧伝されたが、ソフトキルAPSとの相互干渉、自車周辺に降り注ぐ弾片など問題が続出し、搭載は見送られた。公式には、予算の都合上で一次と二次生産分の正規量産型K2への搭載が見送られたとされており、同システムは1両当たり10億ウォンと高価なため、調達価格を1両80億ウォンに抑えるための今回の処置であると見られている。第2次生産分にあたる100両も、同様にハードキルAPSは装着しない予定であるという。 ソフトキルAPS以外にも、擲弾発射装置が砲塔上面前部の左右に少しずつ角度を変えて埋め込まれている。この発射装置はVIRSS擲弾を装填でき、使用できる弾種は発煙弾(空中で破裂し赤外線遮断効果のある土色の煙幕を張る)、近接防御弾(空中で爆発し車両の周囲に迫った歩兵を撃退する擲弾)、赤外線フレア(赤外線誘導ミサイルを欺瞞する為の囮弾)がある。
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車両防護
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/18 09:50 UTC 版)
ルクレールに搭載されているGalix戦闘車両防護システム(Galix combat vehicle protection system)は、1種類の発射装置から様々な種類の弾体を発射し、車両を防御するものである。砲塔上面後部の左右に少しずつ角度を変えて埋め込まれている発射装置には、左右9発ずつ計18発の80mmの弾体を装填できる。使用できる弾種は、赤外線遮断効果のある空中破裂型発煙弾、空中炸裂して歩兵を攻撃する近接防御用の擲弾、赤外線誘導ミサイルを欺瞞するための赤外線フレア(囮弾)がある。
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