車中泊とマナー問題
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/13 10:23 UTC 版)
「車中泊#旅行行程での車中泊」も参照 2010年以降、自動車旅行に車中泊を選択する者が年々増えており、車中泊利用者が停泊場所として道の駅を選択した結果、一部の「道の駅」駐車場で収容量が限界に達したほか、特定の車中泊利用者によるマナー違反に起因するトラブルが顕在化し、各「道の駅」がその対応に苦慮している。 「道の駅」駐車場で車中泊ができるかについては、国土交通省では道路局のウェブサイト「道の相談室」にて「『道の駅』は休憩施設であるため、駐車場など公共空間で宿泊目的の利用はご遠慮いただいています。もちろん、『道の駅』は、ドライバーなど皆さんが交通事故防止のため24時間無料で利用できる休憩施設であるので、施設で仮眠していただくことはかまいません。」との見解を示している。 このような「車中泊」の文言を避けた微妙な見解を踏まえ、「車中泊を推奨しない」と明言していた道の駅がある一方で、「駐車場における休息は、必要最低限にとどめ連泊・長期滞在を行わないでください」と『車中泊』の表現を用いないで注意事項を記載した道の駅があるなど、その対応が分かれており、いずれの場合も車中泊に関してOKかNGかを明確にはしておらず、ケースバイケースで対応している状況にある。 また、マナー問題を受けて、車中泊利用者に向けた新たな対応策も行われるようになってきている。例えば、日本RV協会においては、「公共駐車場でのマナー厳守10カ条」を定め、車中泊利用者のマナーの向上を呼びかけているほか、利用者が快適に過ごしてもらうために「道の駅」駐車場に併設した車中泊専用の有料駐車エリアを設置する活動も行っている。
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