踏切の位置・数の管理方法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 00:41 UTC 版)
以下のいずれかが使用されている。これらの名称または番号は、踏切に記されている事が多い。番号を使う方式の場合、踏切が廃止されても番号は詰められず、欠番のままとなる。また、名前の由来となった事象が消滅した場合(町名変更など)も、基本的に名前の変更は行われない。 それぞれの踏切に固有名詞を付ける 例えば「中央通り踏切」「住吉踏切」「鈴木家踏切」など。 国鉄とそれを継承したJR各社の約半数に見られる。私鉄では地方私鉄によく見られるが、大手私鉄では関西北部の京阪電気鉄道、阪急電鉄、阪神電気鉄道がこの方式。準大手だが阪神・阪急と路線の繋がっている山陽電気鉄道もこの方式である。 始発駅から終着駅まで1・2・3…と番号を割り振る このため近年に開業した踏切の少ない路線でない限り番号は増え続け、100位は当たり前、長大路線では1000位も珍しくない。 こちらも国鉄・JR各社の約半数に見られるほか、大手私鉄では東武鉄道が使う。 駅を過ぎるごとに番号を1からリセットする 例えば始発駅をA駅とすると、A駅1号踏切、A駅2号踏切、A駅3号踏切…次のB駅を通るとB駅1号踏切、B駅2号踏切…という具合である。通称としては、B駅から始発駅方向に数えてB駅逆1号、B駅逆2号という数え方も存在する。A駅から数えて4つ目で、B駅から数えて2つ目の踏切なら、A駅4号踏切だが、通称としてB駅逆2号踏切とも呼ばれることがある。この方式の場合も、後から駅が追加になった場合やホームが移転した場合でも踏切名は基本的に変更されない(A駅とB駅の間にC駅ができても、CB駅間の踏切はA駅○号となる)。構内踏切は番号を付けず「構」の字などで区別する会社が多い。また土地区画整理事業などによる道路の付け替えで、既存の踏切間に踏切が新設された場合、枝番号を付けて区別する例もある。 こちらも私鉄に多く、大手私鉄では別述した東京メトロ、東武、京阪電鉄、阪急電鉄、阪神電鉄以外は全てこの方式。 名称も数も付けない 踏切の数が非常に少ない会社の場合。 例としては東京メトロなど。
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