路線拡大: 1853年 - 1960年
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「デラウェア・ラッカワナ・アンド・ウェスタン鉄道」の記事における「路線拡大: 1853年 - 1960年」の解説
のちにサザン・ディビジョンの名前で知られることになる、路線の残りの区間は、1856年5月27日にニュージャージー州側のウォーレン鉄道の区間を含めて開通した。標準軌のセントラル・レールロード・オブ・ニュージャージーのハンプトンより東の区間を三線軌条として、デラウェア・ラッカワナ・アンド・ウェスタン鉄道の列車がエリザベスまで線路使用権によって走れるようになった(セントラル・レールロード・オブ・ニュージャージーがジャージーシティまで延長されるのは1864年)。 1868年12月10日、デラウェア・ラッカワナ・アンド・ウェスタン鉄道はモリス・アンド・エセックス鉄道(英語版)を買収した。この路線はニュージャージー州北部を東西に走っており、ワシントン(英語版)でウォーレン鉄道と交差していることから、ジャージーシティまでセントラル・レールロード・オブ・ニュージャージーに頼らずに行けるようになった。バーゲン・ヒル(英語版)に掘ったM&Eトンネルが1876年に開通し、ジャージーシティにおいてニューヨーク・レイク・エリー・アンド・ウェスタン鉄道の線路を使用しなければならないところを回避した。M&Eトンネルのほかに、ニュージャージー州においていくつかの支線の借り受けも行い、1870年に開通したブーントン線(英語版)によって通しの貨物列車がニューアークを迂回して運転できるようになった。 デラウェア・ラッカワナ・アンド・ウェスタン鉄道は1869年にシラキュース・ビンガムトン・アンド・ニューヨーク鉄道(英語版)を買収し、1869年2月13日にはオスウェゴ・アンド・シラキュース鉄道(英語版)を借り受けた。これによりビンガムトンから北西へシラキュースを経由してオンタリオ湖に面した港オスウェゴまでの支線を手に入れた。 グリーン鉄道 (Greene Railroad) は1869年に設立され、1970年に開通してまもなくデラウェア・ラッカワナ・アンド・ウェスタン鉄道が借り受け、オスウェゴまでの支線からシェナンゴ・フォークス(英語版)で分岐してグリーン(英語版)まで通じた。やはり1870年にユーティカ・シェナンゴ・アンド・サスケハナ・バレー鉄道(英語版)を借り受け、この支線を北へユーティカまで伸ばし、さらにリッチフィールド分岐点からリッチフィールド・スプリングス(英語版)までの支線も1872年に開通した。 バレー鉄道 (Valley Railroad) は1869年3月3日に設立され、ペンシルベニア州グレート・ベンドまでだった当初の路線の終点からニューヨーク州ビンガムトンまでを接続して、エリー鉄道の路線への依存をなくそうとした。この新線は1871年10月1日に開通した。 1873年までにデラウェア・ラッカワナ・アンド・ウェスタン鉄道はスクラントンから南西へノーサンバーランドまでの支線であるラッカワナ・アンド・ブルームズバーグ鉄道の支配権を握った。またペンシルバニア鉄道傘下のノーザン・セントラル鉄道(英語版)の線路使用権を通じてサンベリーまで乗り入れた。 1876年3月15日に、全線が1日で標準軌に改軌された。 ニューヨーク・ラッカワナ・アンド・ウェスタン鉄道 (New York, Lackawanna and Western Railroad) は、1880年8月26日に路線特許を受けて、1882年9月17日にデラウェア・ラッカワナ・アンド・ウェスタン鉄道を延長してビンガムトンから北西へバッファローまでを開通させた。この本線はインターナショナル橋(英語版)を通ってオンタリオ州へ通じており、支線がバッファローへ通じていた。 1903年12月1日、デラウェア・ラッカワナ・アンド・ウェスタン鉄道はエリー・アンド・セントラル・ニューヨーク鉄道(英語版)の営業を始め、オスウェゴまでの路線のコートランド分岐点から東へシンシナタス(英語版)まで通じた。 1909年までにはバンゴア・アンド・ポートランド鉄道(英語版)を支配下におさめた。この路線は本線からペンシルベニア州ポートランド(英語版)から分岐して南西へナザレス(英語版)までを結んでおり、またマーティンズ・クリーク(英語版)までの支線もあった。
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